セルロースからバイオエタノール
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ガソリン代替燃料の代表格、バイオエタノールの原料として、 木くずや草の主成分であるセルロースの利用を増やす試みが米国で活発化しています。
というのも米国では既にエタノールの原料となるトウモロコシが、エタノールの利用に伴って消費量が拡大、 食料として利用されるトウモロコシの供給に不安感が広がっているためだとか。
確かにバイオエタノールの利用が進むのは良いことですが、 その利用料が多くなって食料としてのトウモロコシが高騰しては本末転倒な話ですね。
この話はトウモロコシ単体での話ではなく、同じようにエタノールの原料としてサトウキビの消費が多くなると、 砂糖を利用するお菓子やジャムなどの製品価格が上昇する懸念があります。
またトウモロコシは家畜用の飼料としても広く利用されているため、サトウキビ同様に食肉や乳製品の価格も上昇する懸念があるのです。
そうした背景のもと、米国では木くずや草から作られるセルロースでバイオエタノールを作りたいという思惑が広がっているようです。
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