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メタンハイドレードって何?

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メタンハイドレードをご存じでしょうか? メタンハイドレードとは、メタンガスと水が地下の低温高圧下でシャーベット状になったもののこと。

水分を含んだ氷のまま燃焼する様子から「燃える氷」とも呼ばれます。

メタンハイドレードは地中に埋まったメタンガスを液体化して、 液化天然ガスの代替エネルギーとして利用されることが期待されています。

メタンハイドレード層は海底に広く分布していることが確認されており、 日本近海でも西日本の太平洋側などに広く分布していると推測されています。

このメタンハイドレードが実用化できれば、元来資源に乏しい日本が、一気に資源大国になりうる可能性があるため、 今後のエネルギー資源としての利用が強く期待されています。

メタンハイドレードの実用化は、原油価格が1バレル40-50ドル程度で採算が取れるということで、 昨今の原油高にとっても期待が持てるという。

ただしメタンガスは二酸化炭素と同様、温暖化ガスであることがネック。メタンガスが気体のまま空気中に散布されると、 地球温暖化に影響が出てきます。

メタンガスは空気中に散布しても12年程度で分解されるため、二酸化炭素ほどは温暖化への影響はありませんが、 とはいえ昨今の地球温暖化を回避しようとする活動に逆行しかねない問題です。

このメタンハイドレードの実用化に向けて現在、三井造船が製造や運搬に力を入れています。

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