エタノール混合ガソリン、経済産業省が安全性を確認。
経済産業省は07年3月12日にバイオエタノールを3%混ぜたガソリンについて「一定の安全性が確認できた」と発表しました。バイオエタノールを3%混ぜたガソリンの製造から給油までの実証実験をした結果を元にしたもの。
エタノール混合ガソリンを巡っては、かねてより金属やゴムの腐食で貯蔵タンクなどを劣化させる恐れや、水分が混入するとエタノールとガソリンが分離するといった問題点が指摘されていました。
経済産業省では実証実験を外部委託業者に依頼して2005年中に1年間掛けて実施しました。
実験では神奈川県の精油所でエタノール混合ガソリンを製造し、秋田県から福岡県までの全国6カ所にタンクローリーで運び実施。自動車に給油するまでの過程で、燃料の品質や使用する設備への影響が出るかどうか調べたそうです。
品質を流通段階の途中で確認した実験はこれが初めて。
その結果、燃料の製造や運搬、給油所での貯蔵など各過程で安定的な品質が確保できたため今回の安全性を確認したという発表に繋がりました。
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